地中空間開発株式会社(ちちゅうくうかんかいはつ、英: Underground Infrastructure Technologies Corporation )は、トンネル掘削機事業(シールドマシン、トンネルボーリングマシン)、および⼟⽊機械等の部品の設計、開発、修理ならびに販売をおこなう企業である。
本社を大阪府大阪市北区堂島1丁目に置く。
概要
- 川崎重工業と日立造船のトンネル掘削機事業を統合、分社化する形で2021年10月1日付で営業を開始した。川崎重工グループとカナデビアグループに属する。
- 製作実績は2,700基、うち海外向けは258基(2021年10月現在)
沿革
川崎重工業
- 1957年(昭和32年)- Φ11.6mルーフシールド納入(日本で初めて地下鉄トンネル工事で採用)。
- 1988年(昭和63年)- ドーバー海峡トンネル向けΦ8.78mシールド形TBM掘進開始。
日立造船
- 1967年(昭和42年)- Φ2.7m手彫りーシールド製造。
- 2005年(平成17年)- ボスポラス海峡鉄道トンネル向けΦ7.85m岩盤泥水式シールド掘進機納入。
- 2011年(平成23年)- アメリカ・シアトルのSR99道路トンネル向けΦ17.45m泥土圧シールド納入(当時世界最大級)。
地中空間開発
- 2021年(令和3年)
- 1月 - 川崎重工と日立造船(現・カナデビア)は、シールドマシン事業の統合に向け基本合意。
- 5月 - 共同新設分割(簡易分割)で新会社を設立することを決め、準備会社として「川重日立造船シールド準備株式会社」を設立。分割の効力発生日は10月1日付け。これと同時に商号を「地中空間開発株式会社」とすると発表した。
- 10月 - 地中空間開発株式会社として営業開始。
事業所
- 本社 - 大阪市北区堂島1丁目5-30 堂島プラザビル3F
- 東京事務所 - 東京都港区芝浦3丁目9-1 芝浦ルネサイトタワー8F
- 協力工場
- カナデビア堺工場 - 大阪府堺市西区築港新町1-5-1
- カナデビア有明工場 - 熊本県玉名郡長洲町大字有明1
- 川崎重工業播磨工場 - 兵庫県加古郡播磨町新島8
脚注
外部リンク
- 地中空間開発
- 地中空間開発株式会社カタログ
- 地中空間開発(株)の紹介 - トンネル機械技術委員会 技術講演会




