1956年のオールスターゲームは、1956年7月に行われた日本プロ野球のオールスターゲーム。
概要
前年、2年ぶりの日本一を達成した読売ジャイアンツの水原円裕監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率い、パ・リーグを制した南海ホークスの山本一人監督が全セ(オールパシフィック・リーグ)を率いた。
米田哲也(阪急)が初出場。第2戦、全パの先発として打たせて取る投球術で初陣を飾った。なお、この年で消滅する高橋ユニオンズから出場した佐々木信也は2試合で2安打を放った。
この年からオールスターゲームはナイトゲーム開催になった。
また、前座試合としてプロ野球発足20周年を記念した「オールドオールスター(OBオールスター)ゲーム」が開催された。
選出選手
- 太字はファン投票で選ばれた選手、▲は出場辞退選手発生による補充選手。
- 広岡、渡辺、河村は2試合とも出場機会がなかった。
試合結果
第1戦
オーダー
第2戦
オーダー
オールドオールスターゲーム
日本プロ野球のリーグ制が始まって20年を記念して2試合のOB戦を開催した。チーム名はそれぞれ昔話の主人公から取って「モモタローズ」と「キンタローズ」とした。中にはプロで選手経験はないものの、プロの指導者となった天知俊一らもいた。
現役引退して久しい選手もいたため、トンネル・落球・鈍足・足のもつれなど珍プレーの連続で観客からは「本戦よりも面白いゾ」との野次まで飛んだ。翌日の新聞も「珍プレー続出」と大きく扱い、OB選手たちのハッスルプレーを讃えた。この「オールドオールスターゲーム」はのちに様々な形で催されるプロ野球OB戦の契機となった。
第1戦
7月3日 後楽園球場
第2戦
7月4日 後楽園球場
テレビ・ラジオ中継
テレビ中継
- 第1戦:7月3日
- NHKテレビ 実況:岡田実 ゲスト解説:飯島滋弥
- 日本テレビ 実況:越智正典 解説:中澤不二雄
- 第2戦:7月4日
- NHKテレビ 実況:志村正順 解説:小西得郎
- 日本テレビ 解説:中澤不二雄
- オールドオールスターゲーム:7月3日・7月4日
- 日本テレビ ゲスト解説:サトウハチロー
ラジオ中継
- 第1戦:7月3日
- NHKラジオ第2 実況:志村正順 解説:小西得郎
- 日本短波放送 実況:石倉輝夫、香西正重
- 第2戦:7月4日
- NHKラジオ第2 実況:北出清五郎 ゲスト解説:林義一(大映)、南村侑広(巨人)
- 日本短波放送 実況:明海健 解説:飯島滋弥
脚注
関連項目
- オールスターゲーム (日本プロ野球)
- 日本野球機構
- 日本プロフェッショナル野球組織
外部リンク
- NPB公式記録




