レーヴミストラル(英:Reve Mistral)は、日本の競走馬である。2015年の青葉賞、2016年の日経新春杯の勝ち馬。
経歴
デビュー前
「夢(仏)+見事な(プロヴァンサル語)」を馬名意味として、レーヴミストラルと命名された。この名は母レーヴドスカーとレーヴ(Rêve)の語を共有している。柳瀬尚紀は、ミストラル(Mistral)について、プロヴァンス語で「見事な」とするのは誤りであると指摘し、ウィキペディア日本語版におけるミストラルの記述を参考にしたのだろうと推測している。
2歳(2014年)
2014年12月6日、阪神芝2000mでデビューし、単勝2.6倍の1番人気に推されるも4着に終わった。
3歳(2015年)
2戦目は惜しくも2着だったが、3戦目で初勝利を挙げる。アザレア賞では最後方から追い込み差し切り勝ちを決め2連勝。重賞初挑戦となった青葉賞では中団から鋭く脚を伸ばして快勝し、重賞初制覇を果たす。本番の日本ダービーはドゥラメンテの9着に終わる。 秋に入り、復帰戦のアルゼンチン共和国杯はゴールドアクターの3着に入るも、年末の金鯱賞は8着惨敗でこの年を終える。
4歳(2016年) - 6歳(2018年)
2016年初戦の日経新春杯では道中最後方追走から一気に末脚を繰り出して快勝、重賞2勝目を挙げる。その後は勝ち星を挙げることなく2018年9月5日付でJRA競走馬登録を抹消された。引退後は当初地方競馬に移籍する予定であったが、一転してレックススタッドで種牡馬入りすることになった。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチおよびnetkeiba.comに基づく。
種牡馬時代
レックススタッドで種牡馬となったが、2023年8月に認定NPO法人 引退馬協会に譲渡され、功労馬として余生を過ごすことになったが、同年10月3日に仮預託先で疝痛を発症し、応急措置が取られて診療所に向かう途中の馬運車の中で倒れ、死亡した。腸閉塞による腸管破裂、または動脈破裂を起こしたものとみられる。
血統表
- 母レーヴドスカーは仏G1・サンタラリ賞優勝馬。
- 半兄アプレザンレーヴ(父シンボリクリスエス)は2009年青葉賞優勝馬、半姉レーヴディソール(父アグネスタキオン)は2010年阪神ジュベナイルフィリーズ優勝馬
脚注
参考文献
- 柳瀬尚紀「馬名プロファイラーの日記帳 125」『優駿』2015年7月号、中央競馬ピーアール・センター、2015年、136-137頁。
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ


