土屋 政雄(つちや まさお、1944年1月10日 - )は、日本の翻訳家。

人物

長野県松本市出身。東京大学教養学部教養学科中退。

東京大学在学中にクレアモント・メンズ・カレッジ(現クレアモント・マッケナ大学)に留学。はじめ技術翻訳で生計を立て、その後はイギリス・アメリカのミステリー、文学作品などを数多く翻訳する他、トークライブイベント等の講演会も行っている。

翻訳

  • 『FBI 独裁者フーバー長官』(ウィリアム・サリバン,ビル・ブラウン、中央公論社)1981年、中公文庫、1987年・新版2002年
  • 『政府からの自由』(ミルトン・フリードマン、中央公論社)1984年、中公文庫、1991年
  • 『日米半導体競争』(ダニエル・I・オキモト他編著、中央公論社)1985年
  • 『「豊かさ」の貧困 消費社会を超えて』(ポール・L・ワクテル、TBSブリタニカ)1985年
  • 『ロンドン警視庁フォト・ミステリー』1-2(エイミー・キャロル、中央公論社)1986年
  • 『アビントン・フリス村事件簿 イラスト・ミステリー』(ローレンス・トリート、中央公論社)1986年
  • 『新貿易国家論』(リチャード・ローズクランス、中央公論社)1987年
  • 『栄光と狂気。 オリンピックに憑かれた男たち。』(デイヴィッド・ハルバースタム、TBSブリタニカ)1987年
  • 『消えた娘』(クレイ・レイノルズ、新潮文庫)1989年
  • 『バットマン』(ワーナー映画公式原作コミック、中央公論社)1989年
  • 『バットマン リターンズ』(ワーナー映画公式原作コミック、中央公論社)1992年
  • 『黙秘権』(チャールズ・ブラント、新潮文庫) 1992
  • 『グッド・タイムズ』(ラッセル・ベイカー、中央公論社) 1992年
  • 『日本文学の歴史 古代・中世篇』(1-6)(ドナルド・キーン、中央公論社) 1994-1995年、のち改題『日本文学史』中公文庫 2013 
  • 『イギリス人の患者』(マイケル・オンダーチェ、新潮社) 1996年、のち文庫
  • 『アンジェラの灰』(フランク・マコート、新潮社、新潮クレスト・ブックス)1998年、のち文庫
  • 『コールドマウンテン』(チャールズ・フレイジャー、新潮社、2000年)、のち文庫
  • 『アンジェラの祈り』(フランク・マコート、新潮社、新潮クレスト・ブックス)2003年 
  • 『エデンの東』上・下(ジョン・スタインベック、早川書房)2005年、のち文庫(全4巻)
  • 『コンゴ・ジャーニー』(レドモンド・オハンロン、新潮社)2008年
  • 『千の輝く太陽』(カーレド・ホッセイニ、早川書房)2008年。ハヤカワepi文庫 2014年
  • 『月と六ペンス』(サマセット・モーム、光文社古典新訳文庫)2008年
  • 『ダロウェイ夫人』(ヴァージニア・ウルフ、光文社古典新訳文庫)2010年 
  • 『IBM奇跡の"ワトソン"プロジェクト 人工知能はクイズ王の夢をみる』(スティーヴン・ベイカー、早川書房) 2011
  • 『日はまた昇る 新訳版』(アーネスト・ヘミングウェイ、ハヤカワepi文庫)2012年
  • 『ねじの回転』(ヘンリー・ジェイムズ、光文社古典新訳文庫) 2012
  • 『終わりの感覚』(ジュリアン・バーンズ、新潮社) 2012
  • 『守備の極意』上・下(チャド・ハーバック、早川書房) 2013
  • 『出島の千の秋』上・下(デイヴィッド・ミッチェル、河出書房新社) 2015年
  • 『人生の段階』(ジュリアン・バーンズ、新潮社、新潮クレスト・ブックス)2017年

デニス・ホイートリー

  • 『マイアミ沖殺人事件』(デニス・ホイートリー、中央公論社) 1982年、中公文庫 1986年
  • 『誰がロバート・プレンティスを殺したか』(デニス・ホイートリー、中央公論社) 1983年
  • 『マリンゼー島連続殺人事件』(デニス・ホイートリー、中央公論社) 1983年
  • 『手掛りはここにあり』(デニス・ホイートリー、中央公論社) 1983年

カズオ・イシグロ

  • 『日の名残り』(カズオ・イシグロ、中央公論社)1990年、中公文庫 1994年、ハヤカワepi文庫 2001年
  • 『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ、早川書房)2006年、ハヤカワepi文庫 2008年 
  • 『夜想曲集 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』(カズオ・イシグロ、早川書房)2009年、ハヤカワepi文庫 2011年
  • 『忘れられた巨人』(カズオ・イシグロ、早川書房) 2015年、ハヤカワepi文庫 2017年
  • 『特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー ノーベル文学賞受賞記念講演』(カズオ・イシグロ、早川書房) 2018年
  • 『クララとお日さま』(カズオ・イシグロ、早川書房) 2021年、ハヤカワepi文庫 2023年

脚注

参考文献

  • 紀伊國屋書店BookWeb 土屋政雄作品一覧
  • 光文社古典新訳文庫 翻訳者紹介#土屋政雄

土屋 哲雄 日経BOOKプラス

「ソングライターズ」スケッチ 舞台美術詳細 JATDT舞台美術作品データベース

土屋公雄 作家|大地の芸術祭

M・オンダーチェ 土屋政雄・訳 『イギリス人の患者』 新潮・現代世界の文学 メルカリ

研究室メンバー 土屋研究室 東京大学