十弗駅(とおふつえき)は、北海道中川郡豊頃町十弗宝町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅である。駅番号はK37。電報略号はトフ。事務管理コードは▲110422。
歴史
現在の根室本線が当地に開通した当初、駅は設置されておらず、また、十弗地区の中心もコタノロ(現在の池田町境付近)や育素多(いくそた...現在の駅の南方の地名)付近であったが、水害などから当地付近の高台への移住が増加し、当時100名の署名があれば駅を開設できたことから人口が増加している当地に駅が設置されることとなった。駅の敷地は付近住民2名が寄付した。
年表
- 1911年(明治44年)12月15日:鉄道院釧路線(のちの根室本線)池田駅 - 豊頃駅間に新設開業(一般駅)。
- 1971年(昭和46年)
- 8月1日:根室本線CTC-4型を昭栄信号場 - 新富士駅間に導入。
- 10月2日:貨物・荷物取扱い廃止。駅員無配置駅となる(簡易委託化)。
- 1987年(昭和62年)
- 3月22日:行き違い設備廃止。
- 4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
- 1994年(平成6年)4月1日:トイレの維持管理を豊頃町に移管。
- 2000年(平成12年)7月24日:「十弗駅10$メモリアルボード」(後述)建立。
駅名の由来
地名より。アイヌ語の「トプッ(to-put)」(沼の・口)に由来する。これは現在は池田町内となっている十弗川が十勝川に注ぐ地点(現在は河川改修により利別川と十勝川の合流点が下流に移動したため、利別川に注いでいる)にかつて沼があり、一緒になって十勝川に注いでいた様子から生じた地名であり、その後河口から少し下流の現在駅がある地点に市街ができ、地名も移動した。
駅構造
根室方に向かって左手に単式ホーム1面1線と木造駅舎を配する地上駅。池田駅管理の無人駅。かつては島式1面2線であったが、国鉄末期に棒線化された。ホーム上に、列車接近案内がある。
利用状況
駅周辺
北海道道73号と北海道道882号に挟まれた場所に位置する。
- 十弗簡易郵便局
- 旧利別川
- トオフツ沢川
- 旧礼文内小学校
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■根室本線
- 池田駅 (K36) - (昭栄信号場) - 十弗駅 (K37) - 豊頃駅 (K38)
脚注
出典
JR北海道
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 宇佐駅
- 北浜駅 (北海道) - 当駅との混同を防止するための命名がなされた。
- 渡島当別駅 - 当駅ほかとの混同を防止するため旧国名を冠した。
外部リンク
- 十弗|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company




