「裏の裏」(うらのうら)は、パスピエの楽曲で、通算5枚目のシングル。2015年7月29日にワーナーミュージック・ジャパンから発売された。
概要
前作「トキノワ」から3か月ぶりのシングル。表題曲は、NHK Eテレ系アニメ『境界のRINNE』(第1シリーズ)の後期オープニングテーマに起用され、2作連続同アニメのテーマソングを手掛けている。
初回限定盤と通常盤の2種類で発売され、初回限定盤にはボーナスディスクとして2015年6月に行われた自主企画「印象D」のライブ音源が収録される。またカップリングには、ピチカート・ファイヴが1989年に発表されたアルバム『女王陛下のピチカート・ファイヴ』の収録曲「スパイ対スパイ」のカバーが収録される。
評論家による評価
『裏の裏』は評論家による評価を受けている。音楽雑誌『MUSICA』ではレジー、木暮栄一、黒田隆太郎の3人からなるレビューアーから評価を受けている。そのうちレジーは最初に後述のように記している。「これまでの活動で彼らが獲得してきたバンド感を前面に押し出した楽曲。"MATATABISTEP"の流れをくむド派手なキーボードが鳴り響くイントロ、うねるベースが引っ張る1番Aメロ、4つ打ちのバスドラとハットの上で裏メロが主旋律に絡むサビ、ギターが"ガッ"と前に出てくる2番Aメロ、一旦勢いを落としてヴォーカルの見せ場をつくる大サビと主役が絶えず入れ替わるこのダイナミックなこの曲は、夏フェス本番を迎えるこれからのシーズンにおけるテーマソングになるだろう。」と、音楽性を高く評価している。
収録曲
作詞:大胡田なつき、作曲:成田ハネダ(#1・#2)
- 裏の裏
- NHK Eテレ系アニメ『境界のRINNE』(第1シリーズ)後期オープニングテーマ。
- 原型はインディーズ時代から存在していたものであり、改めてアレンジされたとのこと。
- かざぐるま
- 大胡田が父から「いつかかざぐるま、という言葉を使って歌を書いてみて欲しいな」と言われたことがきっかけで制作された。歌詞も大胡田の実体験を基に書かれている。
- スパイ対スパイ
- 作詞:田島貴男・小西康陽、作曲:田島貴男
- ピチカート・ファイヴのカバー。曲の途中に大胡田による語りが挿入されている。
DISC 2(初回限定盤付属)
自主企画「印象D」LIVE音源
- とおりゃんせ(2015.6.24 Live at STUDIO COAST)
- 印象Dメドレー(2015.6.26 Live at なんばHatch)
- 気象予報士の憂鬱(2015.6.24 Live at STUDIO COAST)
- MATATABISTEP(2015.6.24 Live at STUDIO COAST)
出典
外部リンク
- ワーナーミュージック・ジャパンによる紹介ページ
- 初回限定盤
- 通常盤



