ツール・ド・フランス1914は、ツール・ド・フランスとしては12回目の大会。1914年6月28日から7月26日まで、全15ステージ、全行程5405kmで行われた。この大会を最後に、第一次世界大戦のため1918年までツール・ド・フランスは中止され、1919年に再開する。

レース概要

第1ステージで早くも総合首位に立った前年の覇者、フィリップ・ティスは、その後の山岳ステージでも他を圧倒。第9ステージ時点では2位に44分30秒の差をつけ、楽勝ムードが漂っていた。

ところが第14ステージにおいて、規則違反のホイールを使用していたとして30分のペナルティが課せられ、追撃に出ていた総合2位のアンリ・ペリシエとの差は一気に1分50秒差にまで縮まった。最終第15ステージ、大逆転を狙うペリシエは今大会3度目の区間優勝を果たしたが、ティスも何とかペリシエと同タイムとなる区間3位に食い込み、史上2人目の大会2連覇を達成した。

総合成績

総合首位者

外部リンク

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